2017年3月10日金曜日

小売には近づかない

国内外問わず、小売業には投資しないようにしています。
国内はそもそも投資基準に合致する銘柄が無く、米国の連続増配銘柄(ウォルマート、ターゲットあたり)も投資対象から外しています。

理由はやはりAmazonというゲームチェンジャーの存在です。

あの異常なPER(170over)が長らく正当化されている状態は、既存の利益を奪っていくことの裏返しとみており、その最大の被害者が小売業かなと。
小売の中でも、売ること以外にも強みを持つ形態(専門性の高い知識を保有した店員がいる・商品に独自性があるetc)なら成長できる企業もあるのでしょうが、残念ながらそれらを判断する能力が私にはないです。

どうせ、投資するなら小売で売ってるものを作ってる会社に投資したほうがリスク・リターンが合いそうです。
食品・日用品あたりは人口の増加分程度には需要の増加も見込めますしね。

ただ、ここまで言っておいてなんですが、正直Amazonが今後、他業種を脅かし続け駆逐してしまうのか、それともある程度のところで折り合いがついてしまうのかはわからないというのが本当のところです。

ただ過去にない業種の構造変化が起こっている事実があり、その是非を私に判断する能力がない以上、「近づかない」が最適解なのかなと。

投資はわかる範疇でやるのが基本で、それでリターンが下がるなら仕方がないです。
だからこそ、投資家は自分のわかる範囲を広くしていく努力が必要なのでしょう。

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